2008年04月07日

「憧れの車」

「憧れの車」





 19歳の時、始めて海外へ旅立った時、最初の訪問国はフランスだった。パリ市
のメトロの終点駅であった、ポルト ドォ オルリー駅の近くに宿を取り。連日、市内をあちこちと出歩いたものだ。その時に見初めた車がシトロンエンDS、
押しつぶされたような車体が何ともユニークでカッコ良かった。ハイドロマチックで車体が上下する機能を備えている。高速時は低くして、風の抵抗を少なくし
て走る事が出来るこの車に、未来の姿を感じてしまった。いつかはDSをと思い続けてきた。


「憧れの車」

2006年にイタリアはフィレンッエで撮影しました。オールペイントした黒のボディは括弧良かったです。




 僕の車遍歴は19歳の時に免許を
取得してから約30年間で10台を乗り継いで来た。最初は父から譲り受けたホンダシビックで、その後は、国産、外車と3年から4年で乗り換えてきた。もと
もとヨーロッパ車が好きなものだから、今はドイツ車のステーションワゴンと2シーターの91年式のアルファロメオ”スパイダーベローチェ”を所有してい
る。


 でも、本当に乗りたいのはシトロエンDSである。先進的でアバンギャルドなデザインが宇宙的なスタイルを感じさせてくれる。1955年から75年までの20年間生産された車である。


 僕が1977年に始めた訪れたパリで見た時は既に生産中止されてから2年経っていたのだ。それでもヨーロッパ中で沢山見ることが出来た。


 今はレアな一品になっている。それでも時々、ヨーロッパを旅すると出会う事が出来る。上の写真は一昨年、イタリアを訪れた時に出合ったものだったが、凄く程度が良く、フル塗装された黒のボディは光り輝いて神々しくさえ見えた。「欲しかった・・・」


 現在、このDSの現在の後継車がシトロエンC6だが、イマイチ欲しい気持ちにはならない。何だか当たり前過ぎてDSの強烈な個性が感じられないのだ。


 やはり車は感性が刺激されるものを乗り続けたいと思う。それが憧れの車である。手に入れることよりも夢に追い求める事が愉しい気がする。


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Posted by 大野 尚(おおの ひさし) at 18:00│Comments(0)出会い
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